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雑記帖

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並寸?or 伸寸?

前回の更新から二週間以上たってました・・・

今日は弓の種類についてではなく、弓の特徴について語りましょう。

先ず今回の記事での前置きですが、日本の尺間法の補足説明をしておきます。尺間法とは日本古来の長さの基準で
1寸≒3㎝
1尺=10寸≒30㎝です。
的の大きさは1尺2寸で約36㎝ですね。


では、まず弓の長さから。
日本の弓の基本の長さは7尺3寸、約221㎝です。これは並寸と呼ばれ一番多くの人が使っているものです。弓の長さはこれが基本となります。
次に身長が小さい人のための弓として3寸詰(7尺弓)と呼ばれるものがあります。これは名前の通り、並寸を3寸短くしたものです。
次に並寸より長いものに2寸伸があります。これは並寸から2寸長くなったものです。その他、3寸伸、4寸伸、6寸伸び、8寸伸があります。
大体4寸伸まではお店で見ることができますが、基本的にオーダーメードになると思います。先日も書きましたが、練心には6寸伸まであります。

このように弓の長さには沢山の種類があるのですが、自分に合った長さを決める基準は判りますか??

一般的に身長160㎝以上なら2寸伸、180㎝以上なら4寸伸といった判断がされていますがこれは間違いです。一番正しい判断基準は自分の矢束です。矢尺ではありませんよ~

矢束85㎝以下なら並寸、85~90㎝なら2寸伸、90~95㎝なら4寸伸となります。これは、例えば並寸では85㎝引いた時に弓の性能を最大限に引き出せる様に作られているからです。ここでもし、矢束が85㎝以上の人が並寸を引いた場合、外竹切れやこうがいといって竹弓の場合は外竹が割れてしまいます。

合成弓ならそこまで気にしなくてもイイと思いますが、弓の長さはこうして決められていたのです。

今回は弓の長さについてだけ。次回からはまた違った弓矢についての常識を話していきます。
by 9do_Archery | 2006-10-19 23:35 | 弓道の豆知識
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弓、ITっぽい事、711、チョコレート、神社...mixiはROM専!


by 9do_Archery
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